Palette.導入事例4
上司と日報の継続で報告の質アップ!社員の”考える力”を伸ばして組織力向上へ
- 株式会社システムイオ
- 代表取締役社長 野山様
- 部長 敷地様

社名 | 株式会社システムイオ |
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業種 | 情報通信業 |
従業員数 | 162名 |
会社HP | https://www.systemio.co.jp/ |
導入の背景
コロナ禍での社員との関係性が課題
- Palette.の導入前に抱えていた組織や業務の課題について教えてください。
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野山様:私たちが課題としていたところはやはり社員との関係性や組織力ですね。 私が入社した当時から弊社の組織力はまだまだだなと感じていました。
SEとして物作りにずっと集中していると、お客様の指示通りに作ることに慣れすぎてしまい、 人に寄り添う考えになりやすいんでしょうね。言われたことしかできない組織になってしまっていると感じていました。
上司部下の関係なんかは特にそうだと思いますが、人を動かすには関係の質が良くないと成り立ちません。そんな中コロナウイルスの蔓延もあり、会わずとも遠隔的にコミュニケーションを取って関係の質を向上できるPalette.を導入したらどうかというお話が上がったんですよね。
- 関係の質向上からの組織力アップで、業績向上に繋げていこうということですね。
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野山様:はい、Palette.のテーマそのものですね。
敷地様:結構思い切った導入でしたよね。野山社長は社員のことをすごく考える人なので、日報を入れて社員の負担になったらどうしようと悩んでおられました。今まで無い文化なので、受け入れるのにも時間がかかりますし。 それでも導入に踏み切ったのは、思い切った決断だったんだろうなと思います。経営者目線から長い目で見て、定着させていきたいという思いがあったからなんだなと感じましたね。
導入の決め手
グッドサイクル理論に共感しサービスの導入を決意
- 導入の決め手やきっかけは何でしょうか?
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野山様:2つありますね。
1つめはグッドサイクル理論を踏襲したPalette.で組織経営をされている点に強く共感したからです。 日報を毎日提出し、それに上司が返信する習慣を作ることで相談事がしやすくなり、関係の質が向上して、仕事も回り業績も上がるというサイクルですね。本当にその通りだと思いました。2つめは、悩んで導入しない時間が逆にもったいないなと感じたからですね。
Palette.のお話を頂いたとき、組織活性化ができるツールとしてとても良いとは思っていたのですが、 弊社の社員は日報なんて、絶対反発してやれない、やらないと考えていたので葛藤がありました。 なので導入まで1年近く時間を頂いて、何度もお話させていただきましたよね。
そんな中、御社の社内DXとしてPalette.を運用してきた過程を伺ったときに、 当然ながらいきなり上手くいった訳ではなくて、それなりの時間をかけてきたと知りました。1、2年の話ではないんだなと。それを聞いて、この躊躇していた期間が逆にもったいなかったんだなと思ったんです。
導入の効果
報告の質が上がり良質なコミュニケーションが取れるように
- 導入後に最も効果を感じた機能は何ですか?
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野山様:日報です。入社した時から日報を書いている若手社員の方が、簡潔で報告のレベルが高いんです。若手社員がきっちり報告を出している様子を見て、上司たちが良い影響を受けているのも嬉しい効果です。日報を書く事で、論理思考のレベルが相当上がってきていますね。
更に情報の見える化で、部下が何を考え何を気にしているのか、どんな気付きがあったのかを普段から拾えるようになりました。それが1番大きな効果だったなと考えています。 他のプロジェクトのことって、悪いことや問題は大体見えてきますが、どれだけ良いことをやっているのかはあまり見えないですよね。今まで見えていなかった情報が見えてくることで、問題に対して対処できるというのと、コミュニケーションが増えて社員同士の関係の質が上がってくる、そこが1番ですね。
- 部下とのコミュニケーションに日報が役立っているのですね。
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野山様:そうですね。何百人と1on1ミーティングはなかなかできませんし、全社員の報告内容を集計して報告して、と誰か1人に依頼するのはコスト的にも労力的も非現実的です。それがPalette.なら疲れ知らずで、ボタンを押すだけで日報や集計値などあらゆる情報を見ることができるので、そう考えるとすごく費用対効果があると思います。
掲示板では、社長が普段何をしているのとか、普段見えないところを見せるような投稿をしてます。たとえばゴルフコンペ1つとっても、どのような目的で開催しているのか疑問に思っている社員も居ると思いますが、実際は来てくださった会社との関係性を向上したり、経営のプラスになることに繋がってくるんだよ、ということを投稿したりしていますね。 社員が目的効果に意識を向けてくれることで、組織の活性化に役立っていると思います。
今後の目標・展望
Palette.を使って浸透させるための工夫を実施
- 今後はPalette.を活用して、どのようなことに取り組んでいきたいですか?
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野山様:スキルシートが自動ででき上がるのがとても良い機能だと思っているので、 その元となる情報を入力してもらうために、頑張って日報を浸透させていきたいですね。 日報に情報を入力すれば、営業は受注した案件の履歴が規模から金額まで全部出ますし、 技術もどんな言語や工程を何時間やったかが出てくるんですよね。そのスキルシートがあれば良い分析・把握ができるので、浸透させるために工夫をしていこうと思います。
敷地様:機能を使いこなせていない人も沢山いるので、この後はどう浸透させていくか、ということが課題ですね。継続して使っていくことが大事なので、ただの重荷と思わせないよう、目的や効果について私たち上の人間が掲示板投稿をするなり、工夫をしないといけないですね。
たとえば社員から質問を集めて、回答する掲示板を出してみるとか。浸透させるには、 日報を書くメリットを伝えてみたり、効果とどういう成長に繋がるかも周知していきたいですね。 報告ができない人がやっぱりプロジェクトの事故を起こしている中で、報告できるスキルが磨けるのがよいと。
- 社会人にとって「報告」は避けられないということですね。
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野山様:そうなんです。私たちも報告しているんだよ、ということを分かってない社員が多い。役職がある人もみんな報告していて、社長だって株主さんに報告してますしね。 なぜ日報を書く必要があるのかを伝えてあげないとやっぱり浸透しないです。 掲示板やコメントでメリットや目的を伝えていく必要がありますね。
- これからの目標はありますか?
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野山様: 目標は冒頭伝えたような組織の活性化に繋げていきたいというところと、社員が自分たちで考えて行動する力を伸ばしていきたいですね。
敷地様: 組織を活性化して業績アップに繋げていきたいという社長の思いが伝わればよいですね。
引き続きPalette.で効果を出し続けていただけるようにサポート・改善に努めてまいります。
野山様、敷地様、この度は貴重なお話をありがとうございました!